日頃は車移動の多い私ですが。昨日は何となく唐津の町を歩きながら、本家のお墓参りへ行ってみようと町をぶらぶら散策。
すると、お墓に辿り着く前に唐津焼のお店をはじめ、興味深い場所に寄り道ばかり。
魚屋町を通り過ぎようとしたその時!ギャラリー魚や町に遭遇。150年以上前に作られた雛飾り&雛人形(※詳しくは文章下部を参照下さい。)に魅せられた私は、ギャラリーの女性の詳しい解説を聞きながら温故知新モード。
魚や町ギャラリーを出る時、気が付いたらもう夕暮れ時。。。お墓参りへ行くにはちょっと遅い時間だなぁとお墓参りは断念。。。また日を改めよう!とお墓に向かう道では無い方向へテクテクテクテク。
その後は何となく唐津市水主町に在る古瀬本家へ(親戚と言えど、突然の訪問は御迷惑かなぁと言う気持ちもありましたが)。
「ごめんくださぁ〜い」とお邪魔してみました。
親戚のお家で、珈琲と手作りケーキを美味しく頂きながら、唐津について色んなお話を聞かせて頂き、めちゃくちゃ充実感溢れる至福の一時でした。
何故にルーツを知りたくなるのか。何故に唐津にどんどん惹かれていくのか。町を知り歴史を知る事で、今ここに自分が存在していることを再確認する。自分自身や自分自身のルーツを訪ねる事で、また歩き出せる。そんな気がして仕方ありません。
これからも日々、唐津の事を深く掘り下げ探訪してみたいと思います。
〜あかりをつけましょ ぼんぼり お花をあげましょ 桃の花 五人ばやしの 笛太鼓 今日はたのしい ひな祭り〜
以上、雛祭りに想うことでした。
※《魚や町ギャラリーと雛飾りについて》
こちらは明治14年(1881)に建てられた町家で、会場では唐津市魚屋町に代々続く旧家・東の木屋(山内家)に、150年前から伝わる見事な御殿の雛壇を持つおひな様が飾られていました。
この御殿雛(御殿人形)は、本家八代目「均安・蔵六」の長女であったカ子(かね)が安政5年(1858)3月3日に西ノ木屋で生れた時、蔵六が京都で作らせたもので京都の紫宸殿を模したもの。
幅は一間(約180㎝)、高さは130㎝ほどあり、カ子さんが成人し東ノ木屋・山内久助に嫁いだ時に、このおひな様を東ノ木屋に持参したと伝えられているそうです。