とある日の昼下がり。ふと思い立ち、愛犬を連れて海へ。愛犬に自然を触れて欲しくなったのか、私が海を求めていたのか。
この日の海は、福岡の海にしては波が高くうねり気味で、愛犬は波をとても怖がっていました。「波がサラサラと落ち着いた時に、また改めて一緒に海へ行ってみようね。」と私は愛犬に伝えました。
空は父、海は母。そのような比喩は、よく用いられますね。私もその感覚は何となくわかります。
日々音楽に向き合う中で、そこに関わるのは、まず人と人との繋がり。人間関係。人間ですから、他人様と触れ合ってこそ、音楽の波紋が広がって行くのだろうと思います。
ただ、他人様からの評価や意見ばかりを気にし過ぎたり、他人様の目ばかりを気にしていると、本当の自分自身を見失う事も無きにしも非ずな気がします。
様々な事情が重なり、今こうして故郷に暮らしながら音楽活動を行っている私。明らかに、東京での10年間とは異なった形で音楽に向き合わせて頂いていると思います。
東京での日々もかけがえのない日々。今故郷での日々も同様に、かけがえのない日々である事は間違いありません。
今までのMusic Lifeを踏まえ、私がこれから何処へ向かい何を目指したいのか。簡単には語れない事が沢山ありますが、今も昔も変わっていない事は、「皆さんの心に触れ合える音楽・ステージ」を目指したいと言う志です。
今年に入ってから、長年に渡り御活躍のSinger Songwriwer大塚まさじさんのステージ、海援隊・千葉和臣さんのステージを拝見。
少し前には、庄野真代さんのPassion溢れるステージに触れたり、女優・川上麻衣子さんのお芝居の世界にじっくり浸らせて頂いたり。
ちょっと業種は違うものの、元女子プロレスラーのデビル雅美さんの魂こもった歌を聴かせて頂いたり、JWP女子プロレスラーのコマンドボリショイさんのリングでの熱き闘いを拝見させて頂いたり。
上記に挙げさせて頂きました皆さんは、それぞれに私が心から尊敬する皆さんです。素晴らしい方程、常に謙虚で優しく温かい。決して威張ったり傲ったりはしない。その分自分自身への強い信念やポリシー、自分自身への厳しさ、揺るがない想いをお持ちの方々であると言う点で、深く共通しているように感じます。
そして、私はそのような方々が大好きですし、心底尊敬しています。
少し話は変わりますが、私は今朝早くに目が覚め、新聞を読みました。すると、北山修さんの記事に目が止まりました。北山さんは、故・加藤和彦さんと共にザ・フォーク・クルセダーズで一世を風靡。名曲「あの素晴らしい愛をもう一度」は、昔も今もずっと語り継がれています。
北山修さんは精神科医でも大変御活躍されているお方としても、多く知られていますね。その北山さんは、仲間である加藤和彦さんがこの世を去る前に、仲間として精神科医として、何かもっと出来る事があったに違いないと言う自責の念も無きにしも非ずの中、北山さんの心の中で様々な葛藤が渦巻く事も、多くあるのではないかと感じます。それはあくまで私の推測ですが。
その北山修さんの記事に、このような一節がありました。「音楽のための人生もあるだろうが、人生のための音楽と言う向き合い方も、非常に大事な事ではなかろうか。」と言うような内容でした。
その記事を読みながら、私の心はハッとしました。
私はとにかく音楽が大好きです。が、同じくらい好きなのは、心の世界を大切にする事、心についての研究や考察。人々の心の中に、日常生活の中に、どのような音楽が必要とされているのか。そこを私の中で私なりに感じ、私なりに解釈して、音楽を奏で続ける事。お届けし続ける事。それが私に出来る事であり、私の音楽人生の使命と言っても過言では無い気がしています。
私の音楽に耳を傾けて下さる方は、老若男女幅広く、限定した年代や性別の方ではありません。このような私のスタイルを、時には批判する方もいらっしゃるでしょう。
しかし、私が歌を書き、聴いて下さる方々が老若男女いらして下さる事は結果論ですし、こちらから「ここの世代だけをターゲットに
、その年代や性別に絞って音楽を作り奏でよう」と言う意識は、サラサラありません。
他人様との関わりの中で、私なりに感じた事が言葉となりメロディとなり歌になる。それが好きと感じて頂けるかどうか、胸に届くと感じていただけるかどうかの判断は、相手在りきだと感じています。
だから私の音楽Lifeは、北山修さんのお言葉をお借りするのなら、「音楽のための人生」よりも「人生のための音楽」を大事にさせて頂きたい。そう感じています。
そうなりますと、大学4年間の中で学んだ心理学・倫理学の世界を更に深め、自分自身の心と体に、改めて向き合い深められるような集中的時間が必要だとも感じています。
私が目指す事、私が出来る事はズバリ！心に触れ合える、心に寄り添える楽曲制作とステージングを探究していく事。この事は、もうここ数年ずーっと自問自答して来た世界です。
そんな私の心中にとって、今日(8/10)・福岡 能古島Ocean’s KitchenさんLIVE、明日(8/11)唐津 名護屋城博物館ホールでのLIVEは、私にとって多大な転機になる事を確信しています。
海に抱かれ空に包まれ、波に揺られ、空に浮かぶ雲に乗り、私が私に出来る音楽の世界を、今後も懸命に探求していきたい。聴いて下さる皆さんの琴線にお届けさせて頂きたい。命ある限り。
ここ暫くは、自分自身と向き合う時間を大事にさせて頂きながら、そのような事をずっと考察していました。
今日(8/10)の福岡・能古島Ocean’s KitchnさんLIVE、明日(8/11)唐津・名護屋城博物館ホールでは、上記内容と重なりますが、海に抱かれ空に包まれ、精一杯の想いを歌に演奏に乗せさせて頂けたらと張り切っています。
皆さん、是非遊びに来て下さい。ご都合が許す限り、同じ時間や気持ちを共有させて頂きたいです。
最後になりましたが、かなりの長文にお付き合い頂き、誠に有り難うございました。どうしても今、伝えたかったMy Soul &Visionでした♪
■2010.8.10.(Sat)
福岡・能古島Ocean’s Kitchen
Summer Live〜瞬間のトキメキ〜
with Jazz 西田麻美さん(from久留米)
能古島Ocean’s Kitchen
〒819-0012 福岡市西区能古６５７－８
【問】Tel 092-892-7311
Open 16:30 Start 17:00
¥3.000
フリードリンク
※アルコール要別途料金
■2013.8.11.(Sun)
Summer Concert in 名護屋城博物館ホール〜名護屋城博物館開館20周年記念〜
Open 13:00 Start 13:30(16:30終演予定)
※入場無料
【問】名護屋城博物館ホール
Tel 0955-82-4905
佐賀県唐津市鎮西西町名護屋1931-3
【出演】池田有希/WEED/古瀬陽子(Yoko Kose)/V-project/はちみつボイス☆知展/
【総合司会】はちみつボイス☆知展
MCと若手学芸員とのトークショー
※当日はコンサート来場者に対し、学芸員による館内ギャラリートーク有り♪
